豊寿園デイサービスセンター

認知症になっても近所と繋がりを持ち普通に暮らすことができるように、家族や地域の皆さま、他サービス事業所と協力しながら生活をサポートします。

理学療法士と連携し、歩行・移動能力の維持・改善を目的とした運動療法プログラムに力を入れています。認知症により身の回りの動作が行えなくなってくると、筋力低下、心肺機能の低下、関節可動域の低下など徐々に身体機能が低下していきます。身体機能の維持・改善だけでなく、筋肉と脳が互いに刺激しあう事で認知症予防効果が期待できます。

生活総合機能改善機器DKエルダーシステムを導入し、スタッフの指示では体操できない方も、馴染みの音楽に合わせた体操は集中して取り組むことができます。認知症予防プログラムも充実しており、机上で実施困難な方も、テレビ画面を見ながらみんなで行えば、集中して取り組むことができます。

認知機能バランサー・タッチを使用し、高齢者の低下しやすい認知機能5種(注意力・記憶力・計画力・空間認識力・見当識)についてトレーニングを行います。どの認知機能が改善したのか、弱い認知機能は何なのかをグラフで確認しながら、ゲーム間隔でトレーニングを行っています。

入浴・排泄動作が可能な限り自分でできるように、声掛けや誘導主体の援助を行っています。入浴は既往病やその日の体調、身体機能に合わせ、特浴室・大浴室2か所で対応可能となっています。特浴室には電動昇降型ストレッチャー、リフト付きシャワーキャリー、電動ドア型個浴を設置しており、利用者・介助者双方に負担が少なく入浴することができます。

地域支援事業として、月に1回デイサービスの設備を活用し、一般高齢者向けデイサービス「生き活きサタデー」を開催しています。徐々に認知症状が進行していると、ご家族が正月やお盆などに帰省した時だけでは気付き難い場合があります。地域の方や我々スタッフと接する機会が増える事で、症状が悪化する前に適切な通院や介護サービスに繋げることができます。ケアマネージャーも常駐し、事前にサービスの一端を体験している事で、要介護状態となってからスムーズにサービス移行できるメリットもあります。

運動や各機器導入はあくまで手段であって、認知症高齢者が生き生きと生活するためには、結局のところ人と人の心の繋がりだと感じます。笑顔第一主義で支え続けていきます。

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